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ミモザンによるリヨン旅行のまとめページ。 リヨン旅行で撮影した750枚にも及ぶ写真とともに 楽しかったリヨン旅行を振り返りたいと思います。
プロフィール
HN:
ミモザン
性別:
非公開
自己紹介:
名前の由来は花のミモザから。
フランスでは2-3月にナポールでミモザ祭りが行われているほど有名な花で、リヨンにあるクロワルースのマルシェでもこの花はよく見かけます。
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リヨン・サンテグジュペリ空港からリヨン街中までの
シャトルバス、Satobus
乗り方は特に日本のバスと変わりはありません。
運転手にチケットを見せて検印してもらうだけ。
例によって「ボンソワール」とあいさつして乗車。

私が泊まるホテル
リヨン7区にある『Hotel du Helder』。
頭の中で描いていたホテルまでのルートはこうでした。

街中では渋滞があるかもしれないので、
Satobus最初の停留所、Mermoz-Pinelで降り、
メトロD線に乗り換えてGUILLOTIÈREでトラムT1に乗換。
ホテル最寄駅のSaint-Andréへ、というもの。

リサーチに従ってMermoz-Pinelで降りると、
なんと、メトロD線は21時まで現在22時
日本で地下鉄が21時までなんて考えられません。
タクシーはおろかほとんど車の往来もない中で、
リヨンについて早速、途方に暮れてしまいました。

しかも2週間くらい前のリサーチによるとリヨンの気温は20度オーバーで、
用意した服も春ものばかりだったのに今日はめっちゃ寒い

ホテルまで歩こうにも道はわからないは、寒いは暗いは、荷物は重いは。
唯一用意した防寒着、冬の間使わなかったマフラーをぐるぐるまいて、
心身ともに凍えるような寒さに打ち震えながらも、なんとか、どうにか
しないといけないと思慮をめぐらせました。

とりあえずシャトルバスはまだあるはずなので、停留所であとの便を待つことに。
20分ごとに走っているはずなのでと思って待っていると30分ほどで
やっとバスが来ました。Satobusではなさそうだけど停まったぞと思って、
ダメ元で運転手に身振り手振りで状況を伝えると、
私が困っていることがわかったのか無愛想にも「乗ってけ」(たぶん)と言ってくれました

ただ、やはり私が思っていた方面には行かない様子。
想定外にも着いた場所はリヨンの中心、『Part Dieu』。
「メルシーボクー」心を込めて運転手にお礼を言い、バスを降りました。
手持ちの路線図によるとPart DieuからホテルまではT1で一本。

T1の乗車口は見つかったものの切符の購入が次の関門として立ちはだかります。
リヨンの券売機は日本のように料金ボタンが並んでいるのではなく、
大きな液晶画面と、その右と左にボタンがあり、さらに右のほうにはカードの
暗証番号入力のためのボタンがあります。

画面の中のアイコンを切り替えたいのですが、どうやらタッチパネルではない様子。
まごついていると、それを見ていたフランス人が教えに来てくれました
今日だけで何回フランス人の優しさに助けられたことでしょう

彼が言うには、
画面の下にあったでっぱりをぐるぐる回してアイコンを切り替え、
右のボタンで決定するというもののようです。
でっぱりはソニーの携帯にあるクルクルピッピボタン(押すことはできない)
を大きくしたようなものでした。

画面表記はフランス語で何が書いてあるのかさっぱりわかないのですが、
事前のリサーチにより一回券、二時間券、一日券、10回券があることと
その料金を把握していたので、目的の一回券1.5ユーロを選択。
今回は硬貨で料金を払いました。
機械の下から切符のゲットに成功しました。

切符を持って、教えてくれたフランス人に「メルシー」
フランスで暮らしているとメルシーということが多そうです。

まもなくT1が到着。逆方向に行くと嫌なので、方面だけはしっかり確認しました。
リヨンのトラムは非常に近未来的な形をしています。車内に入ってまず、
切符の検印。係りの人がいるわけではありませんが、刻印機で現在の時刻を
印刷します。

リヨンの交通システムは、改札のようなものがほとんどなく、やろうと思えば
キセルもし放題。その代わり、捕まった時の罰則は厳しいものだと聞きます。
刻印機での検印をうっかり忘れていたというのも理由にはなりません。
遠い国にきてそんなつまらないことで捕まるのも嫌なので、
しっかりと刻印しました。

Part DieuからSaint-Andréまではトラムで6駅。
しかしひと駅ひと駅は次の駅が見えるほど近く、
あっという間に目的地に到着しました。

今回は運転手とは壁で隔離されており、
「メルシー」ということはできませんでした。
ここリヨンでも世の中が便利になるにつれて、日本のように
あいさつのない社会になってしまうんじゃないかと少し心配です。

トラムから降りてあたりを見渡すと
『Hotel du Helder』の立て看板がすぐ目に入りました。

ホテルに入ってフロントに行くと、
明かりが消えて係の人が帰ろうとしているではないですか!
といっても、実はフロントが21時までなのは調査済み。
まぁ、大丈夫だろうと高を括って23時に着いてしまったわけですが、
危ないところでした

フロントでのチェックインの手続きはすでにインターネットでその料金を
支払っていたので、ごくごく簡単なもの。印刷した書類をみせると
すぐに鍵を渡してくれました。

変なエスカレーター、変なカギ、変なトイレなどホテルについて
からも見る物全てが面白く、驚かされてしまったのですが、
とりあえず今回の報告はここまで。
時差があるので、文字通り今までで一番長かった一日が
やっと終わりを告げることになりました。

2008040101_lyon.jpg










2008040102_lyon.jpg










今回宿泊したHotel du Helderの一室。
宿泊料はダントツくらいに安かったのですが、
きちんと管理されており清潔感もあるいいホテルです。
一流ホテルのようなサービスは期待できませんが、
一人で気ままに過ごす旅にはいいのではないでしょうか?


今日のリンク
TCL(リヨン公共交通機関)路線図
http://www.tcl.fr/documents/pdf/metro_tram.pdf
TCLサイト内。リヨンは交通システムがよく整備されており、
メトロ、トラム、トロリーバスが行き交っています。
これはその路線図。リヨン旅行には必携のアイテムです。
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ミラノ・マルペンサ空港からリヨン・サンテグジュペリ空港までの便は
50人乗りくらいのプロペラ機(プロペラ機のつもり)でした。

前に書いた通り、
もう日本人は他にいません。
スタッフは全てイタリア人(たぶん)。
パイロットもフライトアテンダントもすごいフレンドリーです。

イタリアに向けて移動していたときには全然日が沈まなかったのに、
空港に降りたとたん、急に時が動き始めたように暗くなってきて、
飛び立つころにはもう真っ暗。期待していたアルプス山脈は
見えませんでした。


プロペラ機とはいえミラノからリヨンまではとても近く、
離陸してクッキーなどの軽い機内食を口にしたかと思ったら、
すぐに着陸のアナウンス。
いよいよ念願のリヨン到着です。

リヨンは光の街としても有名。光の祭典の時期ではないけれど、
ライトアップされたフルビエール大聖堂が見えるかも
と胸を躍らせていたのですが現地はあいにく曇り。
空港と街中も離れていますし、街の明かりを確認することは
できませんでした

意外に強い横風に数日前ドイツで起こった『あわや』の
着陸劇が頭をよぎりましたが、予想以上にスムーズな着陸。
フレンドリーだったあのパイロット。意外にやるもんだ

お得意??のイタリア語で、「グラッツェ」とあいさつし、
階段から降りた地は念願のリヨン
初めて経験する距離も時差もそれほど大したことはなかったな
という冷静な気持ちが、一歩一歩興奮に変わってきます。


楽しい気持ちとは裏腹に、
次々に待ち受けるホテルまでの関門。
まずは街中までのシャトルバス、satobusのチケットを買わなければいけません。

窓口ではまず、夜なので「ボンソワール」。
発音が通じるかどうか心配だったのですが、
「Bonsoir」とフランス語で返事をもらえました。
営業スマイルは無し。
やはり、『無愛想なフランス人』
このくらいは調査済みだぜと、
プリントアウトした往復分のチケットの料金を指差すと、購入に一発成功。

お金を払ってチケットを受け取ると、
「Von voyage」と笑顔で言われました。
想定外
100%リサーチ通りにことは運びません。
とはいえ、これを機に私の中でのフランス人の印象は
この旅で急上昇することになります。

今日はここまで。
ふー
次回こそはホテルまでたどり着きたい・・・


今日のリンク
Satobus(サンテグジュペリ空港からリヨンの街中までをつなぐシャトルバス)
http://www.satobus.com/welcome.html
英語のページ。フランス語バージョンもあります。
タイムテーブル、料金、ルートなどがシンプルにまとまっています。

(前回から続く)・・・と、なんだかんだでミラノ・マルペンサ空港着。
あたりを見渡すとジローラモが何人もいます(笑)

日本からの便は日本人で溢れていて、
機内でも日本語しか飛び交っていない
状況だったのですが、ここで日本人は
方々へ散って行ってしまいます。

イタリアに観光に来た人、ミラノ経由でドイツや、
フランスパリに行く人、いろいろいるようですが、
さすがにリヨンに行く人はいませんね。

リヨン行きの便の搭乗ゲートに行くと、
もうそこは外国人ばかり
というよりは外国人は私一人というべきでしょうか?
外国に来たということがひしひしと実感できます。

2008032704_lyon.jpg










搭乗まで2時間ほど時間があったので空港の中を
見て歩くことにしました。さすがはイタリア、
ちょい悪~なブランドもののショップが溢れています。

2008032702_lyon.jpg










こちらはフェラーリのショップ。
いろんなグッツが並んでいます。
この店の前で日本のツアー客が列を作っていました。
添乗員の旗の後ろに行列を成してギャー、ギャーと
騒ぎ立てる日本人。恥ずかしさを覚えつつも、
短期間とはいえ、しばらく聞くことができなくなる日本語、
少し寂しさを覚えました。

空港には数多くのブランドショップがありましたが、
私には縁のない世界なので、やはり時間が余ります。
小腹もすいてきたので食事をとることに。
イタリアに来たのだから、スパゲッティ、ピッツァと考えましたが、
念のため搭乗口に一番近い店でとることにしました。

そこは小さなサンドイッチ屋さん。
サンドイッチとコーヒーのセットを頼むことに。

空港では英語は通じるのでしょうが、ここはイタリア。
英語は使わず、なんとかイタリア語で。と思いましたが、
私が話せるのは片言の英語、
そしてガイドブックにのっていた数少ないフランス語のみ。
結局のところは指をさして、欲しいものを伝え、
レジの数字を見てお金を払うことに。
使えたイタリア語は記憶の脳裏から絞り出した
『グラッツェ(ありがとう)』の一語だけでした。

とはいえ、ユーロでの買い物第一号
財布からコインを出して、お釣りを受け取ること自体が
楽しくてしょうがありませんでした

2008032703_lyon.jpg










お釣りやレシートと一緒に出てきたのは
丸くて大きなサンドイッチ(食べかけですみません…)と
名物!?エスプレッソ。

このエスプレッソの濃さにはびっくり
コーヒーの粉にお湯を少し入れて溶かしたくらいの濃さ。
これが苦いのなんのって・・
それでも『郷に入れば郷に従え』。
なんとか砂糖やミルクを入れずに飲みきることに成功しました。
でもエスプレッソのカップがこんなに小さいってことは、
きっと現地の人も苦いとは思いながら飲んでいるのでしょうね。

サンドイッチはというと、トマトやレタス、チーズが入っていて・・・
ふつー・・・。
まぁ、空港でおいしいものを期待するつもりもありません。
美味しいものはこれから行く『美食の街』でたらふく食べるのだから


うーん、まだまだフランスに着くまで話が進みませんね。
次回、ようやくフランスへ突入する予定です。
東京からリヨンまでの移動。
航空会社はイタリア、アリタリア航空
格安航空券を探していたところ、
たまたま安かったのがこの会社でした。
(格安航空券の見つけ方に関しては
また別の機会に書きたいと思います。)

2008032701_lyon.jpg










移動は、
成田空港ミラノ・マルペンサ空港リヨン・サンテグジュペリ空港
と、イタリア・ミラノを経由してのルート。

当然、添乗員もイタリア人で機内に流れるアナウンスも
「ボンジョールルルッノ!」てな感じで舌を巻き巻きしたイタリア語。

とは言え、英語は通じますし、成田からミラノまでは日本人の
添乗員がいたり、日本語でのアナウンスもあるので特に苦労は
ありませんでした。


成田からミラノまでは飛行時間約12時間。
しかし8時間の時差があるので実質時間の経過は4時間。
窓の外の景色は12時間、ずっといい天気のままでした。
本格的な時差も今回初体験。東京時間のままの
時計と景色を見合わせるとすごい奇妙な感じがします。


フライト中、せっかく窓側の席を取ったのに、
眠る人もいるからと、窓(のカバー)は閉めなければいけませんでした。

時差ボケの問題もあるからと、飛行機中では睡眠を我慢して
ホテルに着いたら寝ようと思っていたのに当てが外れた感じです。

機内では常に飛行ルートや現地までの飛行時間などが、モニターに
表示されています。


飛行ルートはメルカトル図法での最短距離ではなく、地球儀上の
出発地と到着地をひもでつないだコース。と、頭ではわかっていたのですが、
なんとなく、中国、中東、東ヨーロッパと西へ西へと考えていたルートとは大きく違い、
まず成田から北海道に向けて飛行機が進んだのには驚きました。

その後、北極海に程近いロシア上空を飛び、スカンジナビア半島あたりで
急に南へ降りてくるルート。

今までまったく見たことがなかった地方。カバーを開け放って窓に
かじりつきたい気分を抑えるのがやっとでした。


時々、こそっとカバーを少し開けて外の世界をのぞくと、
海が凍ってひび割れていたり、雲より高く山が突き出していたりと、
すごい光景が眼下に広がっています
本当に飛行機は何度乗っても飽きません


機内食は離陸後すぐと着陸2時間ほど前に2回出されます。
離陸後すぐはイタリアンと和食から選べ、
着陸前はパンを中心とした軽食。

日本を離れてきたのに、これから美食の都でたらふく洋食を食べるんだからと、
日本食をとることに。魚やオクラを使ったサラダなど、“最後の”日本食を堪能しました。
この日本食にも小さなパンとチーズが付いていたのですが、チーズがことのほか
美味しかったなぁ
きっとリヨンでも美味しいチーズにたくさん出会うのだろうと期待は膨らむばかりです。


機内食を食べたり、映画を見たり、時々窓のカバーを開けて素晴らしい景色を
のぞいたりと、いろいろやることはあるのですが、12時間も狭い席に座っているのは
やはり疲れます。しかも窓側。ろくに立つこともできません。

エコノミー症候群にならないようにと、クッションの位置を変えたり、できる範囲で
背伸びをしたり、足首だけくるくる回してみたりと、かなり落ち着くことなく動き回っていました。

飛行機に乗る時は外の景色がみたいので、
必ず窓側の席を取ってしまうのですが、
そう景色を楽しむこともできませんし、旅慣れてくると通路側を
選ぶようになるのかもしれませんね。
まだまだ私には無理な選択ですが・・・


というわけで、成田からミラノまでの機内での様子を書きました。
旅の冒頭部分なのにまだまだ話は終わりません。
次回はミラノ・マルペンサ空港に着いてからのことについて
書きたいと思います。


今日のリンク
フリーバード(格安航空券検索)
http://www.free-bird.co.jp/
格安航空券検索サイト。今回のチケットもここで見つけました。
空席確認時に燃油サーチャージなどの細かい費用まで出してくれる
使いやすいサイトです。
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